※S は、夫と別居してからの日
朝からバイト。
今日は外国人スタッフも立ち上げ。
彼女は毎月、母国に帰っていて、
とても立派な雰囲気のお土産を買って着て暮れていた。
仲の良い子は、体調が悪いせいか
機嫌が悪く、あまり話をしない。
それならそれでいい。
こちらもあまり関わらないように、
という感じで接触。
さてと、キッチンの仕込みの中で、
ちょっとめんどくさいものがあって、
どうにかできないかな?と思っていたところ、
普段使っているブレンダーがあるのだけれど、
そのブレンダーの違うアタッチメントをつけることで
とんでもなくその仕込みが終わることができた。
大興奮。
今までがなんだったのだろうか?
と思うほど。
感動。
嬉しかった。
8時を過ぎて、
アルバイトの数も増えていった。
ほぼホールの人。
仲の良い子がキッチンに顔を出してきて、
<このホールの面子が一番めんどくさい>
と伝えてきた。
確かに、そうかもしれない。
1人はマイペースの外国人。
1人はバリバリ仕事をするけれど、
なぜ、そんなところでそれをする?
という謎なことをする人。
バイト同士なので、
いまさら注意もできない。
というか、明日見かけたら、
注意しよう。
休憩に、仲の良い子と一緒になった。
体調もだいぶよくなってきたのか、
機嫌もだいぶよくなっていた。
ホッとする。
一緒にコンビニに出かけて、
シャケの皮チップを買ってあげた。
今日は月一回の歯医者で、
4時上がり。
明るいうちに帰る。
嬉しい。
たまにはいい。こんな日も。
気持ちに余裕がある。
体力にも。
ご飯を作る気持ちもある。
帰りにふと、バイトの子のことを思った。
彼女も頑張ってるな、
と思ったら、なんだか抱きしめたくもなった。