※S は、夫と別居してからの日
朝からバイト。
今日で4連勤終了。
4人で立ち上げ。
9時に1人帰る。
9時にマネージャー。
9時半に1人帰る。
…残りは何人でしょうか。
はい、3人。
で、マネージャーに前日その件を確認していたけれど、
今、人を探している、
とのことで回答がなかった。
結局<10時から洗い場だけやる
お婆さんが来ます>
とのことだった。
お婆さん…。
どんなお婆さんなのだろうか、と思いつつ。
私よりも年下だったりして、
なんて思いもよぎりながら。
来ました。
はい、確かにお婆さんです。
で、せっせと洗い物に励んでました。
4時間労働。
ある意味、ここの会社のすごいところを見た気がした。
この年齢でも働ける、というのがいい。
一回辞めても、
戻れるのか…とも。
とはいえとはいえ、
11時に2人来ることになっていたけれど、
それまでの一瞬…
やっぱりやりきれない気分になった。
お店の外では、大勢の人が
ウエイト表に名前を書いて、
席に案内されるのを、今か今かと
待ってる。
その視線が痛い。
マネージャーは仕切りに
私に謝ってくる。
私は、オーダーをこなして、
乗り切っているところ、
泣きそうにもなる。
そして、極め付けで
11時に来たバイトのおしゃべりな人が
<あなたもよくこんなお店で
毎日働けるよね>と一言。
やる気がなくなった。
モヤモヤした。
明日も人がいなくて、
朝だけ手伝おうかと思ったけれど、
自分だけがバカみたいなループに
入ろうとしているのではないかと思えた。
どちらかというと、
このお店の流れに飲み込まれて
だいぶ中毒になっていた。
ちょっと冷静になろう。
自分の時間だ。
大切に使おう。
マネージャーが、この忙しいなか
バイトの人たちに
ゴディバのお菓子を買ってきてくれた。
私は、バイトの子たち1人ずつに
渡るように、名前を書いておいたらいいのに、
と言ったのだけれど、
バイトの仲の良い子が、彼女の仲のよいバイトの人たちに
2個ずつバイトのエプロンのポケットにしまっていた。
…がっかりした。
彼女には、最近がっかりだ。
というか、昨日からか。
あれこれ思ったけれど、
明日はゆっくりすることにした。
やっぱり、自分の時間を作ろう。