※S は、夫と別居してからの日
お休みの日曜日。
車の1ヶ月点検。
その後は、友達に会う予定だ。
担当者に1ヶ月乗った感想を聞かれると、
<良いですね👍>
としか言いようがないくらい、気に入っている。
点検と洗車を合わせて、40分くらい。
終わる頃に担当者と話をすることになった。
<あの〜、すみません、
ちょっとお知らせしなくてはいけないことがありまして>
と、言いにくそうなことを伝える時の感じ。
<えっ?なんですか?>
怖い。車に何かあったのだろうか…。
<すみません、僕、今度退社することになりまして>
と。
<えーっ‼︎!!!!!>と思いつつ、
そっち?とも思った一瞬。
そして、もう1人年配の人がきて、
<次からの担当者です>
<副店長です>
名刺を渡される。
…そうですか…。
まあ、驚いたけれど、
そういうこともあるだろう。
副店長との挨拶が終わった後に、
担当者に<次の仕事は決まってるんですか?>
と聞いたら
<はい>との答え。
何よりだ。
<お元気で>と伝えて帰ってきた。
一年くらいのお付き合いだったけれど、
頓珍漢なことが多かった。
けれど、彼なりに頑張っていたのだと思う。
次の仕事は何をするのかはわからないけれど、
彼に合った仕事だといいな、と思う。
その後に、
友達と会った。
彼女は、来月引っ越すことにした、とのこと。
少し、あっち感が強い。
あっち感、というか、見えない世界の方。
そして、色々と話をしていたら、
だいぶ、あっち感が強くなっていた。
話を聞いていると、
私の世界では理解しにくいこともある。
もしかしたら、家族も理解できないかもしれない。
いや、本人も理解できてないかもしれない。
とはいえ、自分と他人との違和感には気づいている感じ。
そんな中、彼女はこれまでの自分の話をまとめていて、
それを読んでほしい、と少し前に私に送ってきた。
その仲の話をチョイチョイ話してきていたけれど、
えっ?そうだっけ?とたびたび疑問に思いながら、
<ほんとに読んだの?>とさえ質問された。
読んだけど、その話は知らない…。
どういうことなのだろうか?と、
なんだか気まずい空気が流れていた。
で、その後にも<私の歌の動画でもさ>との話で、
もはやなんの話?ということになって、
<ちゃんと読んだけど、動画のこと、わからない…>
と伝えた。
気まずいどころじゃない。
そのことは知らない。
…<えーっ?>となった。
彼女がこれだよ、と示してくれたところを見ると、
<?????>
彼女が私に送ってくれたものは、
1話だけであって、
その後もだいぶ続いていた。
読んでないわ。
安心した。
色々話している中で、
彼女に息子の白斑のことを話していたら、
泣けてきた。
あんまり人に言えなかったから、
なんか噴き出た感じ。
これからの彼女は、
どうなっていくのかはわからないけれど、
彼女と会うと、
昔、今のこの人生ではなく、
違う人生で、彼女を支えていたような気がしてならない。
この感覚は不思議。
こんな事を言ったら失礼かもしれないけれど、
後先の事を考えずに、
自分を信じて行動しているな、とつくづく感じる。
強さ、なのかもしれない。
ずっと感じてきていた事だと思うから、
生きにくかったとも思う。
ある意味キラキラしていた。
彼女が言うには、
私とは一緒に仕事をしていく、とのことなので、
それがどんなことかはわからないけれど、
面白がって待っていようと思う。
別れ際に泣けた。
彼女の強さかもしれない。
息子のことで、ちょっと気分が解放されたのかもしれない。
これからだ。
彼女の世界がどんどん作られていくと思う。