life is ….。S1332

※S は、夫と別居してからの日

 

お休み。

朝早くに目が覚めたけれど、

体がだるい。

暑さのせいだろうか、

それとも飲み過ぎなのだろうか、

わからないけれど、

なんかだるい。

 

そして、犬。

最近は、めっきり歳を取ったのか、

早くから目が覚めて、吠える。

娘たちと寝ているので、

偉く怒られている。

とはいえ、怒られたからと言って

直るわけではない。

部屋のドアを開けてもらって、

階段を降り、

下に来る。

キッチンの床の点検をしてから

(何か美味しい食べものが落ちてないか、確認)

とりあえずうろうろする。

一通りのルーティーンが終了してから、

私の存在に気づき、吠える。

私が静かにしろ、という意味で、

人差し指を口元にやると、

一瞬黙る。

けれど、なぜそんな行動をしたのか犬自身も

納得いかないのか、

また吠える。

私が人差し指を口元印持っていく、

静かになる。

これを数回繰り返して、

私は諦める。

散歩に行こう。

 

散歩で、近所の友達に会った。

彼女も犬を飼っている。

とはいえ、お互いの犬は、

興味がない。

彼女は最近バイトを始めて、

それがとても楽しいらしい。

何よりだと思う。

今まで、デスクワークばかりしていて、

初めての接客業。

こんなに楽しいとは思わなかった、と。

確かに、デスクワークと接客業では、

使っている頭の部分が全然違っているから、

新鮮だと思う。

いや目の前のことだけをこなしていく、

ということだけが総てなので充実感があるかもしれない。

何より、楽しいバイト、で良かった。

 

犬の散歩の後に、

眠くなったので少し寝る。

 

午後は映画を見ようと思っていたので

寝た後、

お昼ご飯を食べて、

出かける。

<life is climbing>

すごい。

全盲の人がロッククライミングをやっていて、

世界で優勝している。

そんな世界、知らなかった。

もう涙が出た。

凄すぎる。

その後は、

アメリカで、ロッククライミングをするのだけれど、

いやいや、見ている私の身体の緊張が半端ない。

目が見えていることも、

目が見えていないことも、

恐怖心はあるけれど、

どちらが怖いかは比べることはできない。

ただ、どちらも怖いだろうと思う。

何より。

 

やっぱりまだまだ知らない世界がたくさんある。

偶然知ることもあれば、

知らずにすぎることもある。

きっとそっちの方が多い。

でも、この映画を見たことによって、

やっぱり刺激を受けて、

何かをやってみたくなる、

というのはいいことだ。

まだまだ知らない世界があって、

自分も何かできるんじゃないか、と

馬鹿みたいに期待する。

何をやるかは別として、

その気持ちが楽しい。

 

私は自分以外のものになろうとしているのだろうか。

それとも自分を開発していこうとしているのだろうか、

疑問だ。

 

それにしても、アメリカの風景を見て、

胸が躍った。

木々の合間から降り注ぐ太陽の光に

トキメク。

やっぱりアメリカが好き。

行きたい。

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