チアアップ

そんなんで、

ホテル暮らしは、時間がある。

ヒマ、ともいうけれど。

 

で、<チアアップ>。

これもhuluで配信中。

ダイアンキートン主演。

彼女の姿、素敵。

人柄を漂わすセンスの良い服。

あの年代…60代後半以降の

アメリカ女性たち。

観ていて思ったのだけれど、

自由の国アメリカ、という私のイメージは、

全ての人が自立していて、個人を尊重する、ということだった。

でも、映画を観ていて、

自分がやりたいことに関して、

夫の反対があってできない、

とことに驚いた。

そうなの?

意外だった。

家族も厄介だったりして、

なんだか日本も同じなのかしら?と。

でもでもでも、

映画の中の彼女たちのパワーは、

ずっと私を微笑ませてくれて、

ああ、そうだよ、こんなところが好きなのよ、

と思い出させてくれていた。

ユーモアがあって、

茶目っ気があって、

着飾って、チャーミングなのだ。

 

数年前にアメリカを旅行した時に、

友達親子に車で<フェスティバル>に

連れて行ってもらったことがあった。

友達(男)がずっと運転をしていたのだけれど、

疲れていたのか、文句ばかり言っていた。

それを見かねて、彼のお母さんが突然

<私が運転する!>と言い始めて

運転することになった。

彼女は、酸素吸入を常にしている。

そして、運転もしばらくしていない、とのことだったのに、だ。

どうなることかと思いながらも、

多分3時間くらいは運転して

到着した。

車を駐車場に停めた時に彼女は<ガールズパワー‼︎>と

にこやかに、爽やかに、何より素晴らしい笑顔で

叫んでいた。

思わず拍手をした。

アメリカの女性って、いいな、とつくづく感じた瞬間だった。

 

この映画は、その瞬間のことを思い出させてくれた。

 

あの年代の女性の優しさの温かさのようなものは、

やっぱり、荒波をくぐってきた中で得てきた

自分の心地よい世界の答えを持っている、

のかな、と。

それは、そのくらいの年代になると、

だいたい同じような世界になりつつあるのかしら?と。

 

パワフルで暖かくて、

余裕がある。

そういう雰囲気って、

日本人女性にもあるのだろうか?

見当たらないけど。

これからなのかな?

 

お話は、単純に良かった。

 

で、やっぱりアメリカの明るさに

心惹かれた。

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