※S は、夫と別居してからの日
朝からバイト。
一緒に立ち上げをした子は、
このまえ私が、酔っ払って意識がなくなった時、
介抱してくれた子。
あれこれと聞く。
私の話なのに、
知らない世界。
店長と仕事のことで言い争いをしていたそうで、
そして、電車から降りると
ホームで歩けなくなり、寝始めてしまったと。
で、<私はここで寝るから、帰ってね>
とその子にさよならを告げていたらしい。
駅員さんに頼んで、とりあえず駅から出るために、
車椅子に載せてもらった、と。
酔っ払いに応援を受けたり、
知らない人が声をかけて来てくれて、
飲み物を買って来てくれたり、
と。
色々な人にお世話になっていたらしい。
なんて話を聞かされても、
本当に記憶になく、
しかも、断片さえもない。
そして、他人事のように…
介抱大変だっただろうな、と。
介抱だけでなく、本当に疲れただろうな、と。
しかも次の日も仕事だったし、
本当に申し訳ないことをしてしまった…。
あの日からもう5日が過ぎているというのに、
なんだか胃の調子が悪い。
お店は、結構混雑していて、
人数も足りなくて、
バタバタだった。
その中で、注文をしたいのに、
取りに来てくれない、と
怒って帰ったお客さんがいた。
お店を出る時に、
<ずっと呼んでるのに、誰も来てくれなかったので、
クレームを必ず入れますから>と大きな声で言って
出て行った。
…そうですか。
テーブルの呼び鈴を押してくれたらよかったのに…。
と思いながら、どうすることもできない。
それか、各テーブル毎にタブレットでも置いて、
そこから注文してくれるのがいいけど。
そしたらオーダーミスもないのに…。
まあ、何より、今後は、水とおしぼりを持って行ったら、
<注文が決まったら、呼び出しボタンを押してください>
と必ず言えば、いいのかと。
まあ、きっとクレームが来るでしょう、そうは思っても。
新しい携帯が来た。
とはいえよくよく考えてみたら、変えなくてもよかったのか…。
新たな借金が増えただけ…か。
娘たちも変えたので、全部で3台。
息子が仕事から帰ってきて、
データーの移行をやってくれた。
テーブルの上に6台。
すごい光景だった。
とりあえず順調に終了した。
近所の友達が、
インスタントのスープと
洋服をくれた。
ありがたい。
仕事の3、4日間は、
忙しすぎて、何も考えられない…。