※S は、夫と別居してからの日
バイト。
仲良しの子と立ち上げで、
同じ時間までのシフト。
3時まで。
バイトの子が
あるテーブルのお客さんの注文を
取りに行ったら、
<あの人、絶対に男の人だと思う>
と言って帰ってきた。
…うちのお店は、
チョイチョイそういうお客さんが
やってくるけれど、
注文されたものを持って確認しに行った。
私の想像していた人とは違っていた。
…ボブのかつらをかぶり、
ワンピースを着た…
見た目は女性、中身は男性、という感じだった。
あっ、いや見た目、ちょっと不思議な男性、という感じ。
しかも、50代は過ぎている。
そういう<ヘキ>なのか?
50代以降の明らかに男性だと思うような方は、
なんとなくそう思ってしまう。
朝なら大丈夫なので、そうしたのか…。
わからないけれど、
あのお店にはチョイチョイ(どこのお店にもやってくると思うけれど)
そういう人がやってくる。
前は、上半身は、男性。見た目も男性、ワイシャツ着用。
でも、下半身にスカート、ストッキングを着用。
20代後半くらいの人が、女性とやってきていた。
なかなか刺激的。
いろんな人がいるな、と
接客をやっているとつくづく思う。
それがとても面白い。
仲良しの子と
一緒に上がって、スタバに行った。
<焼き芋フラペチーノ>を飲むことにした。
そして、クッキーをご馳走になった。
あれこれと色々と話をして、
ほぼ3時間も話していた。笑笑。
そのことを娘に話したら、
<JKか‼︎>と。
楽しかった。
緊急事態宣言が終わって、
お酒が飲めるようになったら、
今度はお酒を飲みに行きたいところだ。
ボランティア、
もう本当に気が向かなくなってしまった。
この変わりようがすごい。
ずっと我慢してきたんだ、と感じる。
笑って過ごしてきていたけれど、
ずっと嫌だったんだ。
気の毒に思う私のこと。
辞めるためのお知らせの下書きをしていた。
それは本当の理由で。
そしたら泣けた。
馬鹿みたいな私。
とはいえ、それを伝えたら、
かなりの問題も起きそうだ、と思い、
やはり、これは絶対に誰も何もいえない、
しかも、そういうことってあるよね、
本当に仕方がない。
残念だけど、頑張ってください、
というふうになるような理由を考えようと思う。
それだけが、途中でやめる私の償いだ。
バイトしていて良かった。
もしも、あれこれと疑われても、
本当にその理由じゃない、
気を遣わせてしまってごめんなさい、
と申し訳なさそうに謝ることもできる。
ここで辞めなくても、
あと少しで辞めようと思っていたから、
本当にこのタイミングだったんだと思う。
急すぎるけど。
いろんなことを考えていたら辞められないのだ。
帰り、駅で、
もう何年も会っていなかったけれど、
久しぶりに連絡をしようかと思っていた人に会った。
元気がない感じで、
しかもマスクをしてるから、間違っているかもしれない、
と思いながら声をかけた。
あっ、と、本人だった。
<気分と体調に波があって、
今下がっているところだったから、
会えて嬉しい!>と言って、拝まれた。
何?
私も拝んでみた。
今度ゆっくり会うことにした。
またあれこれと変わっていく時期なのかもしれない。