もう戻れないんだった。 S 510

※S は、夫と別居してからの日数

 

朝からバイト。

あれこれバタバタしていたけれど、

何となく、暇な時間もなく過ぎた。

一日一食、は、もはや過去のこと。

今はオートミール、と思いつつ…。

お店の食事、を食べることができるのだろうか?

と疑問に思い食べてみた。

かなりのカロリーだと思いながら平らげる。

お腹がいっぱいになった。

当然だけど。

少し前はそんなにお腹がいっぱいにならなかったような気がするから。

どんな?

 

久しぶりにドリンクをやった。

色々と思い出しながら、

ちょっと楽しかった。

 

帰りに銀行に寄って、

夫の口座からお金をおろそうと思ったら、

なぜかおろせなかった。

何度やってもダメで、

後ろには人が並んでいたので、

諦めた。

とはいえ、もう一度、違うところで

試してみたらできた。

…なんとなく、もう夫からのお金を使う時期が

終わったのかもしれない、と感じた。

これからは自分でどうにかしていかないと、

ということなんだろうと思う。

そこを踏み切れない。

うだうだ…。

 

上の娘が、晩御飯はいらない、と言ってきた。

下の娘は、大学へ奨学金の話を聞きに行った。

なんだか、どんどん子供たちと過ごす時間は少なくなってきているのか、

と思った。

これが自分の理想なのか…。

きっとそうなんだと思う。

 

なんでも、私は人にはやれやれ言う割には、

自分のこととなると

急に尻込み。

どうなってるんだ…。

怖がりなのね。

やってみよう。

やるしかない。

だって、もう戻れない。

あの暮らしには。

戻りたくないから。

そう考えたら、私の暮らしぶりが変わるのも仕方ない。

そこに踏ん切りつければ、

もう進むしかない。