※TWは、タイムウェーバー のことで
数字は、そのセッションを受けてからの日数。
S は、夫と別居してからの日数。
H は、ホオポノポノを始めてからの日数です。
朝、地方に住む娘から電話があった。
<お腹と背中が痛い>と。
動けない、と。
…こういう場合、私は、どうすればいいのだろうか?
すぐに駆け付けられる距離からできることを探した。
…ない。
<救急車を呼びな>と伝えるしかなかった。
で、結局そのようにしたとのことだった。
逆に、それほど?と思って、心配になった。
そして、私はそのまま、バイトへ。
その間何度か連絡したけれど、
一向に返信がなく、
結局、夫にも連絡しておいた。
彼は、比較的娘の近くに住んでいるので。
都合よく、彼もリモートワークだった。
ありがたい。
すぐに娘と連絡をとって、
夕方には病院へ行ってくれた。
<小腸炎>で一日入院、とのことだった。
<小腸炎>…。
そうですか…としか言いようもなかったけれど、
まあ、すぐに退院できるのであれば、
とりあえずよかった。
夫にもお礼を伝え、
そして、夫にも<身体を大切に>と伝えた。
…返信が<ありがとう>だった。
…??????
何かがひっかかった。
バイトは、思いの外ひまで、
予定時間よりも1時間早く帰ることになった。
何処かへ寄ろうか、と考えたけれど、
思い浮かばなかった。
何より、本の続きを読みたかった。
涼しいところで読みたかった。
…閃いたのが、山手線一蹴だった。
ちょうどよく座れて、私の読書が始まった。
…内容を説明するのは難しい。
ただ、もう悲しい。
読みながら、鼻水がたれた。
吸っても、吸いきれないような、
水のようなやつが、ツーと出ていた。
アレルギーの時みたいな感じだったので、
アレルギーかと思っていたけれど、
どうやら、涙の前に出るやつだった。
目のところも、どうやら濡れてる気がした。
…ああ、このまま一気に読んでしまったら、
声を出して泣いてしまいそうだった。
そして、ふと周りを見た。
で、この本との出会いを思い出す。
…鼻毛ミルク。
お店に来る常連さん。
よくホットミルクを注文する人。
年齢は、70代よりも上な感じ。
いつもは、お店で携帯ゲームをずっとやっている。
けれど、ここ数日は、本に夢中だった。
そして、読み終えたらしく、
私に渡してくれたもの。
不思議だ。
鼻毛ミルクとこの物語を共有しているなんて。
その後に、
夫からの<ありがとう>という返信についての
違和感を考えた。
なぜそう感じたのか?
大した挨拶でもないけれど、
なんか一方的な気がした。
会話になっていない、というか。
夫との会話は、これからも生きていこう、
と思えないのだ、と感じた。
私が伝えた言葉が、ドンドン吸い込まれていくような、
不毛感がある。
じゃあ、私が言って欲しかった、というか
素直に受け止められる言葉は何だったのか?
<お互いに気をつけようね>
だった。
その一言だった。
こんな気持ち的な言葉を求めるのもどうかと思うけれど、
その小さな気遣いが、今までの暮らしにはなかったのだ。
前に、私が運転していた時に
居眠りをしている車がぶつかってきたことがあった。
スピードも出ていなかったので、
怪我もしなかったけれど、
保険の処理などもあるかと思い、
夫に連絡すると、
<了解です>だった。
会話としては正しいかもしれないけれど、
まずは
<大丈夫?>ではないのかと。
考えていたら悲しくなった。
本も私も悲しい。
どこかでワンワン泣きたくなった。
泣いてもいいのだ、と思いながら、
やっぱり泣けなかった。
ごめん、私。
違和感を感じていたのに、
ちゃんと理解していなくて、
ここまできてしまったのだ。
置き去りにしていた自分。
私は優しくされたかった。
それだけだ。
明日も生きて行こう、と
そんなに大袈裟じゃなくても思えるような、
この人がいるから大丈夫、
そんな大袈裟じゃなくても、
ちょっと感じられるような暮らしを送りたかっただけだ。
小さな言葉のやりとりだけれど、
それを私は感じたかったのだ。
ああ、長くなってしまった。
ごめんなさい
許してください
愛してます
ありがとう