タイムウェーバー 121日目 別居17日目

朝から、茨城県の街へ向かう。

去年、キャンプで知り合った靴職人さんに

靴をオーダーするため、

場所がないとのことで…

友達の家でやることになったのだ。

…うちで、とも考えたけれど、

友達が靴職人さんとやりとりをしていた、

ということもあって、そうなった。

 

10時ごろの待ち合わせだったけれど、

娘の登校時間に合わせてだいぶ早いけれど、

出かけることにした。

1時間早く到着予定。

いつでも、待ち合わせの時間よりも早めに出かけて、

うろうろするのが好きなので、

駅前に何かしら喫茶店とか?あるだろうと。

 

初めていく茨城県の駅は、開発中なのか何もない。

…1時間、何もないままここでボーッと待つしかないのか?

と思いながら。

…とりあえず、コンビニがあったので、その店のイートインコーナーを

期待する…。

思った以上に小さすぎた。

その先に、赤い旗が揺らめいていた。

なんとなく、電気もついているし、店先に大きな文字で

<ランチ>という看板も出ている。

その店を目指す。

駅に着いた時から、降り出していた雨。

傘を持っているけれど、めんどくさいのでささずに走る。

…ケーキ屋さん…営業はしている。

店内に入ると、客席?は見当たらない。

一旦外に出て、看板を見直す。

<ランチ、ドリンク付き>とある。

もう一度店に入ると、ケーキのショーケースの後ろに、

椅子とテーブルがあった。

お店の人を呼んで、入っても良いか尋ねると、

どうぞ、と通される。

あんまり食べたくなかったのだけれど…

ホットドックと紅茶を注文する。

 

そんなこんなで待ち合わせの時間になり、

友達が迎えにきてくれて、

車で少し街を案内してくれて、

美味しいと言われている、どら焼き屋さんへ行った。

たくさんの種類があるどら焼き。

それだけでも楽しくなる。

 

友達の家に着いて、

靴職人さんが来るまで、色々と話をしながら…。

1時間差ぐらいで来る事になっていたけれど、

…電車の遅延で遅れる事になった。

1時間遅れてやってきた靴職人さん。

去年のキャンプの時…一度しか会っていなかったけれど、

話には聞いていたが…ほとんど顔を覚えていなかった。

でも、感じのいい青年。

 

友達が作ってくれたお昼ご飯を食べた後、

早速足の採寸をしてもらう。

想像していたのとは、だいぶ違うけれど、

楽しい。一人1時間弱で両足の採寸が終わった。

どんな靴にしようか?と考えながら。

私はせっかく作ってもらうのだから、

売ってないモノのようにしてもらいたいと思った。

楽しみ。

 

色々と話をしながらも、

帰りのことを考えて、

夕方の電車で帰る事にした。

靴職人さんと一緒に。

私としては、実は気が進まなかった。

結構長い時間、会って2度目の人と電車に乗る、

なんて、苦手だ。

とはいえお互いに大人なので、

適当な世間話をする。

…その前に…靴職人さんの名刺に

マークが入っていて、そのマークが気になった。

シルクスクリーンで、作ってみたい、シンプルなデザインだった。

なので、話している時に、

出来上がった靴は、何に入れて渡しているのか?

と聞いたら、ネル生地の袋に一足づつ入れて、

その後箱に入れて渡している、とのことで。

その袋にマークがあるのかどうか聞いたら、

ない、とのことで、

シルクスクリーンの話をしてみたら、

やって欲しい、と。

なので、ちょっとやってみる事にした。

 

楽しみ。

靴も楽しみだけど、シルクスクリーンも楽しみ。

 

なんだか面白い展開になってきたなあ。