慣れたのか。S896

※S は、夫と別居してからの日

 

スキップしてしまった、前日。

何もやることがなかった。

相変わらずの時間の流れ。

ただ、外の気温が暑い、のを感じて、

部屋のエアコンを冷房にしようと思ったら、

一括コントロールをしているらしく、

暖房にしかならない。

…地獄。

部屋にある窓は、開かない、

と思っていたにも関わらず、毎日のように

開ける努力をしていたら、

開いた。

だいぶ感動した。

たった窓一枚なのに、

外の空気が入ってきただけで、

嬉しかった。

外の音も聞こえる。

 

そして、ここ数日、

あんなに不味いと思っていた

お弁当に違和感を感じなくなっている。

…美味しい、とまではいかなくても、

その不味さに鈍感になった。

鈍感。

ただ、味が濃い。

お弁当の仕切りがいくつかある中に、

あれこれと小さなおかずが入っているけれど、

その中に必ずと言っていいほど、

揚げ物がある。

みんな約束してるかのように。

それとひじきの煮物。

 

前日は、かたづけの漫画を読んだ。

もう、家に帰ったら、

あれこれ捨てようと思う。

DIYをやりたい、と思っていたけれど、

大工さんになりたいと思っていたけれど、

その前に、物を減らすことだ。

タンスも捨てよう。

そこから、ちょっと漫画でも読もうかと

思い始めたのが<3月のライオン>。

何巻まであるのか、と思ったら、

とりあえずHuluで映画があったので、

それを観ることにした。

前編後編とある。

そして、一つ…2時間ちょっと。

なので早くから観た。

 

将棋の世界、全くわからないけれど、

そういう世界で戦って、

生活をしている人たちがいるのか、

と思うと、すごいな、と思った。

もっと将棋がわかったら面白かったんだろうけれど。

そこは残念なところ。

 

この前、Eテレ

<ヤングケアラー>の話を観た。

きっと昔からいたのだろうけれど、

最近よく耳にするな、と。

親の面倒をみなくてはいけない、のも大変だけれど、

映画の中では、事故で家族をいっぺんに失ってしまう、

というのもすごいな、と思った。

そういった世界を体験していないから、

あれこれ言えないけれど、

一般的な暮らしと違う、

ということを受け入れさせられる、

小さいうちから、

それを当たり前として。

あれこれと、体験していない人間が

理解することはできない。

想像だけだ。

 

映画、結局ほぼ4時間、見続けた。

何度か泣けた。

なんだったか、と思うけれど、

私の涙の、涙点は、自分でもよくわからない。

 

この療養生活の中では、

何度か泣く映画を観たけれど、

たまにはいいかもしれない。

さてと、いよいよ明日帰る。

 

1週間お酒も飲んでないけれど、

そんなに飲みたくもない。

 

また、日常が始まるのだな。

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