お姫様のような暮らしに憧れ。S894

※S は、夫と別居してからの日

 

ああ、暇。

朝からうどんが出た。

なんだか嬉しくて、

珍しく完食に近かったけれど、

考えてみたら、うどんです。

野菜とお肉がのっていたけれど、

うどんなんです。

そのメニューに心躍らせた自分です。

 

おととい、少し咳が出たので、

健康調査表に書いたら、

薬を出してくれて、

その後、どうか?と看護師さんから

電話が来る。

大丈夫です。もう薬は要りません。

ちゃんと対応してくれているのはありがたい。

 

テレビを見ても、

天気だろうと嵐だろうと、

そんなことが私の中では、

遠い世界の出来事になっている。

どうせ日曜日まで出られないのだから。

 

ここのホテルで無料の映画配信、というのがあるので、

確認する。

この作業、ここへ来た時にも確認したけれど、

変化なし。

そして驚くのが、洋画が多分40本くらいあるのだけれど、

その中の<ブルースリー>シリーズの多いこと。

そして邦画は<大紋シリーズ>(よくわからないけれど)

の多いこと。

どんなチョイスなのだろうか…?????

で、あんまり観たくもなかったけれど、

暇つぶしに

<グッドワイフ>というメキシコ映画を観た。

お金持ちのお話。

子持ちの奥様同士の女の世界。

持っているもの、住んでいる場所、

買い物の場所、食べてるもの、

着ているもの、全てにピリピリと神経を尖らせ、

美しく、競いながら、

気にしてないふりをする。

そんな世界。

まあ、私の生きてきた世界とは無縁。

庶民として生まれ、庶民の暮らしを送って、

私は、今までそんな派手な世界に憧れさえ持ったことがない。

悲しいほどに。

うちの下の娘は子供の頃、勘違いも甚だしい、

と思えるほどにお姫様の世界に憧れていたから、

庶民暮らしでも、そんな世界に憧れることもあるのかと思うと、

やはり、素質か。あっ、子供だからか?

まあ、何より私はそんな素質がないのだ。

 

それにしても、ワイフたちの喫煙ぶりには

驚く。

喫煙しないので、火の始末が気になって仕方なかった。

余計なお世話だけれど。

 

好きになった人がたまたますごいお金持ちだった。

だから、今はお城で暮らしてるんです、

なんてこともあるのか?と思いながら、

やっぱりそうなるには、

多少、美しさも必要だと思う。

そこからして、私がそもそも欲しがってはいけないものだ、

ということを心得ていたのかもしれない。

 

自由に望んだっていいのにね。

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