生きよう。S856

※S は、夫と別居してからの日。

 

お休みで、朝起きられなかった。

娘がバイトで起きてから、起きた。

こんなことは初めてかもしれない。

バイトであまりに神経が張りつめてしまったのか、

夜中に目が覚めてしまって、

眠れなかった。

そんなこともあるのね。

バイトなのに、一生懸命な私だ。

 

娘をバイトに送り出してから、

だいぶボーッとして、

息子が仕事に行った後で、

買い物に出かけた。

帰ってからすぐに寝た。

やっぱり疲れている。

ゴロゴロ…な日だ。

犬と一緒に、膝に乗せたり、

一緒に寝たり。

そんな日だ。

でも、それはありがたく幸せにも感じる。

1人で過ごせる時間、

静かに身体を休ませる。

何にも考えずに。

 

だいぶあったかくなって来た。

あっという間に春が来ている。

桜も咲く。

その先の新しい環境を

憧れと不安と期待で夢見てる人たちがいる。

そんなこともあったな、と振り返る。

 

そういえば、昼間に<マタギ>の

テレビを見た。

生きることって、みたいなタイトルもついていた。

面白かった。

日常と、非日常。

その区別をつけて、

どこか他人事に楽しむ、

という暮らしを私は送っているな、

と思う。

それを全部日常の当たり前にしていく、という

暮らしに<生きる>意味を持った若者たちが

見習いマタギとして、熟練マタギから

教えてもらいながらの暮らしぶり。

生きる、なんて、当たり前のようだけれど、

便利な暮らし、楽な日々の中に埋もれていると、

生きてることを忘れてしまう。

いや、楽な仕事じゃなくても、どんなに忙しくても、

決まった時間にやることがある、ということで

生きる、を消す。

生きるの代わりにやる、終わらせる、だけだ。

この暮らしに疑問があるのだろうな、私、

ずっと。

生きる、生きてる、

そんな気持ちを味わっていたいな、と。

どっか不安定で、なんの保証もなく、

安定を求めつつ、

その安定がお金やものではなく、

生きていこう、という気持ちなのかな、と。

自分に頼って生きる、というか、

お前の知恵と勇気に全てがかかってるんだ、

というような。

私にとってその第一歩が、離婚なのかもしれない。

その先に何があるかわからないけど、

これを飛び越えたい。

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