※S は、夫と別居してからの日。
お休みで、朝起きられなかった。
娘がバイトで起きてから、起きた。
こんなことは初めてかもしれない。
バイトであまりに神経が張りつめてしまったのか、
夜中に目が覚めてしまって、
眠れなかった。
そんなこともあるのね。
バイトなのに、一生懸命な私だ。
娘をバイトに送り出してから、
だいぶボーッとして、
息子が仕事に行った後で、
買い物に出かけた。
帰ってからすぐに寝た。
やっぱり疲れている。
ゴロゴロ…な日だ。
犬と一緒に、膝に乗せたり、
一緒に寝たり。
そんな日だ。
でも、それはありがたく幸せにも感じる。
1人で過ごせる時間、
静かに身体を休ませる。
何にも考えずに。
だいぶあったかくなって来た。
あっという間に春が来ている。
桜も咲く。
その先の新しい環境を
憧れと不安と期待で夢見てる人たちがいる。
そんなこともあったな、と振り返る。
そういえば、昼間に<マタギ>の
テレビを見た。
生きることって、みたいなタイトルもついていた。
面白かった。
日常と、非日常。
その区別をつけて、
どこか他人事に楽しむ、
という暮らしを私は送っているな、
と思う。
それを全部日常の当たり前にしていく、という
暮らしに<生きる>意味を持った若者たちが
教えてもらいながらの暮らしぶり。
生きる、なんて、当たり前のようだけれど、
便利な暮らし、楽な日々の中に埋もれていると、
生きてることを忘れてしまう。
いや、楽な仕事じゃなくても、どんなに忙しくても、
決まった時間にやることがある、ということで
生きる、を消す。
生きるの代わりにやる、終わらせる、だけだ。
この暮らしに疑問があるのだろうな、私、
ずっと。
生きる、生きてる、
そんな気持ちを味わっていたいな、と。
どっか不安定で、なんの保証もなく、
安定を求めつつ、
その安定がお金やものではなく、
生きていこう、という気持ちなのかな、と。
自分に頼って生きる、というか、
お前の知恵と勇気に全てがかかってるんだ、
というような。
私にとってその第一歩が、離婚なのかもしれない。
その先に何があるかわからないけど、
これを飛び越えたい。