※S は、夫と別居してからの日
ああ、疲れた。
朝からバイト。
お店、ほぼ3人で、かなりの売り上げ。
私は、キッチンで、ずっとモーニングを作り続けて
途中、あまりの忙しさに、ボーッとしてしまった。
口癖のように<ヤダヤダ>言ってた。
とはいえ、本当に後半になったら、
ちょっと面白くもなっていた…。
何より、本当に忙しかった。
帰る時間が待ち遠しかった。
夜は、子供たちと外食の予定だった。
そこに、夫が家にやってきた、との報告を
仕事がお休みの息子から受けた。
…そうなんだ。
どうしよう…。
私としては、申し訳ないけれど、
夫も一緒に、という気持ちにはなれなかった。
息子は、夫に<何時に帰るのか?>なんて質問はできない、
と言う。
確かに…。
結局息子抜きで、外食をして帰ることにした。
帰ると、息子が<もう嫌だ、こういう思いは>と訴えてきた。
しかも涙ながらに。
すまん。
正直私も、もう嫌だ。
どうしていいのかわからなくなることが多い。
それで、ここまできてしまった。
夫には、もう会いたくないのだ。
会うと、私はものすごく自分を責めてしまって辛い。
だから、夫から離婚を切り出してくれたらいいのにな、
と思っているけれど、
何にも動かない。
これ以上、私から何かを提案するのを避けたかった。
もしかしたら、そこを超えて、
私から離婚を提案したほうがいいのかもしれない。
いろんなことを考えると、
死にたくなる。
もう、本当にめんどくさい。
これからどうやって暮らしていくのか?
という質問をいつもつきつけられているような気がする。
こんなバイトをして、
暮らしていくのに十分なお金を得られるわけでもなく、
心身ともに疲れ果てて、
あっちこっちでガタガタと問題ばかり。
心が落ち着く時がなかなか続かない。
それでも、生きていかなくてはいけない、
なんて、正直、やってらんないなと思う。
いろんなことに興味を持って、少しでも気楽に生きていきたい、
とあちこち探し回ったけれど、
どれもこれもピンとこない。
いいように使われたして、結局忙しくなるだけ。
何にも残ってない。
それでも生きていかなくてはいけないのか。
力強く、逞しく、正しく、楽しく、
そんなふうに生きていきたいな、って思ってるのに、
遠いな。