最高の離婚、完結。S 667

※S は、夫と別居してからの日

 

自宅待機、カウントダウン状態。

大っぴらに出かけられない、と言う状況ではあるけれど、

家で過ごすのは、それはそれでいいような気もしている。

この時間がなければ出会えなかったことが多すぎる。

それは、総て良いことに思える。

 

昨日の続きで<最高の離婚>を観る。

確かに面白い。

<死ねば良いのに>なんてセリフを

平気で言ってしまえる人々。

みんな色々なことを思って、

自分の理想に近づこうとしている。

でもその理想は、案外他人とはズレている。

みんな同じじゃない。当然だけど。

それを理解しながら、理想とはちょっとだけ違う

現実を生きる。

でも、誰かと時間を一緒に過ごしていると、

そのズレで、自分のちょっとズレた理想に納得しているにも関わらず、

気づいたら、理想じゃないところにいることがあって、

そこで揉めることの方が、めんどくさくなる、

と言うか労力がない、というか、

諦める。

いやいや、ちょっと待って、

その時間の長さと、これからの時間の長さを思ったとき、

行動を起こすのかもしれない。

それが、結婚生活においての離婚だったり、

自分の日々の暮らしぶりだったり。

きっと毎日が忙しすぎて、

どっか納得してるような気になっているのかも。

でも、ちょっと時間ができたりすると、

いろんなあれこれに疑問が湧いてくる。

小さなものから大きなものまで。

自分一人で解決できるものから、

誰かに手伝ってもらわないと、と思えるモノまで。

 

結婚なんて、誰としてもそう変わらない、

なんて言う人がいる。

そう思える人は、きっと誰とでも結婚生活を

送ることができるのだと思う。

そう言うことだ。

なんでも。

仕事なんて、何をしてもそう変わらない、

と言うことであり、

生きることなんて、何をしててもそう変わらない、

人間なんて、何をしててもそう変わらない、

日本なんて、どこへ行ってもそう変わらない、

髪型なんて、どんなふうにしててもそう変わらない、

洋服なんて、何をきても変わらない、

 

自分の何かを他と比べて、

どうせ他も同じだろう、

と思えたら、それは納得できている、

と言うことだ。

でも、それが自分に対しての質問になった時に、

大きな変化がやってくるのかもしれない。

 

最高の離婚

瑛太と尾野真知子は、別れるしかないと思った。

 

別れるのは、労力がいる。

そして、別れるには、最後の瞬間というものがあって、

その瞬間に、申し訳ない、とか、悲しい、

とか、これからの不安、とか、仕方ない、とかが

やってくる。

でも、ここで別れないと、

また同じことの繰り返しになる。

そっちの方が怖い。

お互いに別れると決めたのに、

別れられない、とか、復縁、は、

今までの我慢や、傷ついたことを受け入れる、

と言うこと?

寂しいだけじゃないの?と思えてしまう私は、

よっぽど嫌なんだろうな。

別れる瞬間なんて、辛いに決まってると思う。

でも、もうやっていかれないのよ。

何度考えても、どう控え目に見積もっても、

無理しかない。

そして、別れる前には、何度もシュミレーションしてるのよ。

その上でのことだから、

誰も何も言ってくれるな、と言うこと。

それが、最後の愛情なんです。

当事者もそうだけど、

何より周り。

誰かが決めたことをブレさせてはいけない。

 

で、思う、今のところ、やっぱり

<大豆田とわ子>が最高。

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