娘はデルタ株でした。そう言われてもね。S 662

※S は、夫と別居してからの日

 

陽性者の娘が、出社した。

ほぼ1ヶ月ぶりで 

今まで何時に出かけていたのかさえも

忘れていた。

そんなもんか。

私もかも。

 

下の娘と相変わらず

自宅待機。

特に何をするでもなく、

過ごす。

とはいえ、ちょっとだけハンドメイド心に

かられて、ビーズを出して

アクセサリーを作るか〜、という気分になったけれど、

うまくできずに、うやむやに。

 

下の娘も何を思ったのか、

この前ネットで買ったワンピースを着て

お化粧してたので、

どこかに出かけるのかと思ったら、

ただなんとなく、だった。

この自宅待機期間は、ほとんど一日中パジャマだったから、

ちょっと気を引き締めているのかもしれない。

 

着る物やお化粧で、

かなりの気分が変わるので、

たまにいいのかもしれない。

 

そして、<つづ井さん3>を読む。

面白い。

すぐに私まで同じことをやりたくなってしまう。

 

下の娘と、

今回の自宅待機について話す。

<いい時間だよね〜>と。

何より良かったのは<大豆田とわ子>のドラマに出逢えたこと。

幸せであたらしい世界だった。

仕事を休む、というのは申し訳なかったけれど、

こんな時間もありがたかった、

というのは正直な感想。

 

そうだ、

PCR検査を受けた病院に電話して

<陽性者=コロナ感染者?>かどうかを聞いてみた。

<はいそうです>とのこと。

<えーーーー?>

<デルタ株ですか?>と確認したら、

名前と生年月日を聞かれて、

少し調べる時間があって、

その後に

<はいそうです>とのことだった。

<えーーーーーー?>

とはいえ、それ以上に何もないので

電話を切ったけれど、

疑問だった。

そして、

<今流行りのデルタ株だったとは〜>と。

 

元陽性者の娘が仕事から帰ってくると、

<会社でも大勢が感染者になっていてお休みしている人が多かった>と。

その前に…、朝、電車を乗り過ごしてしまって、

タクシーで行った、と。

寝てたらしい。

一回目が覚めた時に<知らない駅だ>と思いながら、

<そういうこともあるな>と納得して、寝てしまったらしい。

タクシーに乗るってすごいな。

 

ああ、いよいよ明日から9月か。

 

それにしても、デルタ株だったとは。

よく私たちも感染しなかったな、とつくづく思う。

そして、娘の周りにも誰一人として感染している人がいない、

という不思議。

不思議、というか、かなり疑問。