バイト5日目です。 S 545

※S は、夫と別居してからの日

 

バイト5日目。

なんだか、疲れすぎているのか、

眠りが浅くて、すぐに目が覚めてしまう。

体の疲れが取れない、

と思い込み始めている。

仕事をこなすために、

前に進むだけの身体。

食欲もなくなりつつある…。

とは言え、6連勤後は、

3日休む。

なんの約束もしないで休む。

ボランティアも休んだ。

 

お店は、そんなに混まないな、なんて思っていて、

順番に休憩を取り始め、

私がホールに一人になった後から

混雑し始めた。

誰か、見てましたか?と思うほど。

あちこちに新しいお客さんが入る。

あちこちで呼び出しの音が鳴る。

私…一人なんですけどね。

 

そんなんで私はバタバタとしながら、

ただひたすらに時計を気にする。

4時まで後何時間…。

それだけが楽しみだった。

 

4時になったら、すぐにタイムカードを切って、

着替えて、帰る。

だいぶ解放される感じ。

 

バイトのシングルマザーは、

役所の手続きか何かで遅れる、

とのことで、11時に来る予定が

16時になった。

…そんなに時間がかかるものだろうか?

と思いながら、

結局間に合わないので、ということで来なかった。

16時になる時点で、バイトの他の人が来ることになったけれど、

まあ彼女の自由さはすごいな、と思う。

きっとそうやって世の中を渡り歩いてきたのだろうな。

私とは違う人生だ。

 

バイトが終わって家に帰ると、

社員から連絡があった。

…あるテーブルのお客さんのお会計をした覚えがあるかどうか?

…そのお客さんは覚えているけれど、

会計をした記憶がなく…。

最終的に<食い逃げ>だった。

 

いろんな人がいるわ。

この状況の中。

 

さてと、あと一日。

ゴールは見えてきた〜。