安西水丸展。 S 607

※S は、夫と別居してからの日

 

バイトがお休みで、友達と<安西水丸展>へ行く。

開館時間に待ち合わせをしたけれど、

思いのほか早めに出かけることになり、驚き。

 

安西水丸さん。

シンプルな絵で、

色使いのセンスがものすごく良く、

見ていて気持ちいい。

そして、何よりそのサラッとしたタッチに

どことなく親近感を感じて、

こっちを刺激してくる。

…自分もちょっと描けるのでは?

オイオイ、そんなアホな。

でも、描いてみたくなるフレンドリーさを感じた。

それってすごいことだと思う。

きっと、そうやって芸術家たちも生まれているのだと思う。

私が芸術家になる、というわけではないけれど。

あちこちに水丸さんのものも展示されていて、

それがとても可愛らしかった。

大人だけど、

可愛いものに囲まれてて、

いいなあ、と思った。

素晴らしい展覧会だった。 

そして、平日だというのに、結構な人数の人達がいた。

週末は混んでるらしい。

 

そこからバスに乗ってお昼ご飯を食べに行った。

友達とあれこれ話す。

彼女とは、もう40年近く前に知り合ったけれど、

ここ数年でちょくちょく会うようになった。

感覚的なことが似ているんだと思う。

面白い。

で、ご飯の後にブラブラしていて

<海外雑貨屋>をちょっと見に行ったら、

声に反応する犬のぬいぐるみがあって、

それが面白くて、泣くほど笑った。

3000円。

猫のぬいぐるみもあったけれど、

電池切れなのか、動かない。

どんな動きをするのか、見たくて、

レジに持っていって、電池を入れ替えてもらった。

動かない。

私も友達もすっかり欲しくなってしまったけれど、

とりあえず、買わずにお茶を飲みに行った。

ケーキセットを食べる。

ものすごくボリュームがあって、

今日の夕食はなしにする。

お店を出た後に、

あのぬいぐるみが気になり、

やっぱり二人で買うことにした。

選びながら、とりあえずネットで検索したら、

同じものが1000円も安くなっている。

なので、そっちで買うことにする。

友達の分も注文して、金曜日に届くことになった。

 

友達は私よりも6歳年上だけれど、

本当に可愛いものが好き。

それは私もそうだけど、

今日の水丸さんの展覧会でも、

可愛いものがたくさんあって、

なんだか不思議な感じだった。

そのことを友達に伝えたら、

<人は変わらない>ってことだよ、と。

そうなのか。

そうなの?

どこかで、可愛いものとお別れしていく人たちもいると思うけれど、

そういう人たちは、そもそも可愛いものが好きでなかった、

ということ?

子供の時に囲まれていたオモチャは、

本当はあんまり好きではなかったということ?

わからないけど。

他人の目、というのも関係するのかな?

 

まあ、いっか。

何より、金曜日が楽しみ。