※S は、夫と別居してからの日
バイトがお休みで、友達と<安西水丸展>へ行く。
開館時間に待ち合わせをしたけれど、
思いのほか早めに出かけることになり、驚き。
安西水丸さん。
シンプルな絵で、
色使いのセンスがものすごく良く、
見ていて気持ちいい。
そして、何よりそのサラッとしたタッチに
どことなく親近感を感じて、
こっちを刺激してくる。
…自分もちょっと描けるのでは?
オイオイ、そんなアホな。
でも、描いてみたくなるフレンドリーさを感じた。
それってすごいことだと思う。
きっと、そうやって芸術家たちも生まれているのだと思う。
私が芸術家になる、というわけではないけれど。
あちこちに水丸さんのものも展示されていて、
それがとても可愛らしかった。
大人だけど、
可愛いものに囲まれてて、
いいなあ、と思った。
素晴らしい展覧会だった。
そして、平日だというのに、結構な人数の人達がいた。
週末は混んでるらしい。
そこからバスに乗ってお昼ご飯を食べに行った。
友達とあれこれ話す。
彼女とは、もう40年近く前に知り合ったけれど、
ここ数年でちょくちょく会うようになった。
感覚的なことが似ているんだと思う。
面白い。
で、ご飯の後にブラブラしていて
<海外雑貨屋>をちょっと見に行ったら、
声に反応する犬のぬいぐるみがあって、
それが面白くて、泣くほど笑った。
3000円。
猫のぬいぐるみもあったけれど、
電池切れなのか、動かない。
どんな動きをするのか、見たくて、
レジに持っていって、電池を入れ替えてもらった。
動かない。
私も友達もすっかり欲しくなってしまったけれど、
とりあえず、買わずにお茶を飲みに行った。
ケーキセットを食べる。
ものすごくボリュームがあって、
今日の夕食はなしにする。
お店を出た後に、
あのぬいぐるみが気になり、
やっぱり二人で買うことにした。
選びながら、とりあえずネットで検索したら、
同じものが1000円も安くなっている。
なので、そっちで買うことにする。
友達の分も注文して、金曜日に届くことになった。
友達は私よりも6歳年上だけれど、
本当に可愛いものが好き。
それは私もそうだけど、
今日の水丸さんの展覧会でも、
可愛いものがたくさんあって、
なんだか不思議な感じだった。
そのことを友達に伝えたら、
<人は変わらない>ってことだよ、と。
そうなのか。
そうなの?
どこかで、可愛いものとお別れしていく人たちもいると思うけれど、
そういう人たちは、そもそも可愛いものが好きでなかった、
ということ?
子供の時に囲まれていたオモチャは、
本当はあんまり好きではなかったということ?
わからないけど。
他人の目、というのも関係するのかな?
まあ、いっか。
何より、金曜日が楽しみ。