キモっ、ああ、モヤっ。S869

※S は、夫と別居してからの日

 

昨日の夜、

夫からラインが来ていて、

<ドライブデートしよう>という文字が

ラインを開ける前に見えて、

怖くて、ラインを開ける気になれなかった。

その後、何個かラインが届いていて、

最後のものが<買っちゃった>

だった。

何を買ってもいいけれど、

ドライブデートになんて出かける気はない。

とはいえ、いつまでも未読のままにしておくのも

申し訳ないような気がして、

仕方なくラインを開けた。

…車の写真がある。

へえ、と思った。

あっ、そっか、それでドライブデートか、

買っちゃった、か。

と、思って車の写真をよく見ると、

…ナンバーが私の誕生日だった。

…怖い。吐きそう。

鳥肌がたった。

ありえない。

どうしよう。

子供にも写真を見せたら、

同じ反応をしている。

やばいなあ。

なんだ、これ。

ストーカーにあってる気分。

何より、私は、人に、

そんなことをされたら、

ドン引きするのだ、という事がよくわかった。

そして、誰に対してもそんなことをしたくない、

と思った。

今すぐにでも、そのナンバーを変えてほしい。

…私はアイドルにはなれません。

 

そんなこともありながら、

久しぶりにバイクに乗ることにした。

ずっと気になっていた<ハンターカブ>を

買うとして、今のバイクを下取りに出したら

いくらの差額になるのか…と。

とりあえず聞きに行った中古専門店。

下取り、良くて15万。

ハンターカブは、50万。

差額35万。

そうなんだ。

結局、今のバイクと同じくらいの値段を払わないといけないのか…。

って、どうなの?

そして、ハンターカブの実物は見た事がなかったけれど…。

嗚呼。

そう思いながら、桜が咲いている道を目指した。

だいぶ咲いている。

素敵。

数枚写真を撮って、

帰る。

その途中に一軒バイク屋さんがあって、

店先に<ハンターカブ>がある。

…誰かの所有物かと思ったら、

値段もついている。

あらら、Uターンして、

聞きにいく。

お店の人と話したら、

やっぱり下取りで15万、とのこと。

ちょっと乗らせてもらうと、

今のバイクよりも少し高い。

そして何より、だいぶ大きく感じる。

なんか、メカっぽい。

ベージュ。

そもそも欲しい色ではないところだったので、

テンションも上がらなかったけれど、

この大きさ、どうなんだ?

と思った。

私、本当に欲しいのか?これ。

だいぶ疑問に感じた。

夢見ていたものとは、ちょっと違う。

私が欲しいのは、ひょっとして…

<クロスカブ>なのかもしれない。

とさえ思った。

何より実物を見られたことは、本当に素晴らしいことだ。

 

その後、友達とひょっこり会うことになった。

友達の息子さんが、朝起きるのが大変だ、と。

それでぶつかる、と。

確かにそうかもしれない。

お互いの理想が違うのだろう。

話を聞いていて、どっちも真面目だから、

辛いな、と思ってしまった。

もういいじゃん、息子は息子だよ、と思う。

他人事なのだろうか…私。

なんて思いながら、信用してないんだな、きっと。

友達は息子さんのことを<朝起きる事ができない>から、

そればかり見てるのかもしれない。

まあ、学生の間はなんとかそこを頑張ってもらって、

その後は、夜型の暮らしをすればいいかと。

そうなのだ、結局。

なんなら、今すぐに夜型の暮らしになってもいいかと。

本人が、そう決められるのであれば。

とはいえ、友達がそこは許せないのかもしれない。

 

なんてあれこれだった。

明日は、久しぶりに朝から岩盤に行こう。

 

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