※S は、夫と別居してからの日
昨日の夜、
夫からラインが来ていて、
<ドライブデートしよう>という文字が
ラインを開ける前に見えて、
怖くて、ラインを開ける気になれなかった。
その後、何個かラインが届いていて、
最後のものが<買っちゃった>
だった。
何を買ってもいいけれど、
ドライブデートになんて出かける気はない。
とはいえ、いつまでも未読のままにしておくのも
申し訳ないような気がして、
仕方なくラインを開けた。
…車の写真がある。
へえ、と思った。
あっ、そっか、それでドライブデートか、
買っちゃった、か。
と、思って車の写真をよく見ると、
…ナンバーが私の誕生日だった。
…怖い。吐きそう。
鳥肌がたった。
ありえない。
どうしよう。
子供にも写真を見せたら、
同じ反応をしている。
やばいなあ。
なんだ、これ。
ストーカーにあってる気分。
何より、私は、人に、
そんなことをされたら、
ドン引きするのだ、という事がよくわかった。
そして、誰に対してもそんなことをしたくない、
と思った。
今すぐにでも、そのナンバーを変えてほしい。
…私はアイドルにはなれません。
そんなこともありながら、
久しぶりにバイクに乗ることにした。
ずっと気になっていた<ハンターカブ>を
買うとして、今のバイクを下取りに出したら
いくらの差額になるのか…と。
とりあえず聞きに行った中古専門店。
下取り、良くて15万。
ハンターカブは、50万。
差額35万。
そうなんだ。
結局、今のバイクと同じくらいの値段を払わないといけないのか…。
って、どうなの?
そして、ハンターカブの実物は見た事がなかったけれど…。
嗚呼。
そう思いながら、桜が咲いている道を目指した。
だいぶ咲いている。
素敵。
数枚写真を撮って、
帰る。
その途中に一軒バイク屋さんがあって、
店先に<ハンターカブ>がある。
…誰かの所有物かと思ったら、
値段もついている。
あらら、Uターンして、
聞きにいく。
お店の人と話したら、
やっぱり下取りで15万、とのこと。
ちょっと乗らせてもらうと、
今のバイクよりも少し高い。
そして何より、だいぶ大きく感じる。
なんか、メカっぽい。
ベージュ。
そもそも欲しい色ではないところだったので、
テンションも上がらなかったけれど、
この大きさ、どうなんだ?
と思った。
私、本当に欲しいのか?これ。
だいぶ疑問に感じた。
夢見ていたものとは、ちょっと違う。
私が欲しいのは、ひょっとして…
<クロスカブ>なのかもしれない。
とさえ思った。
何より実物を見られたことは、本当に素晴らしいことだ。
その後、友達とひょっこり会うことになった。
友達の息子さんが、朝起きるのが大変だ、と。
それでぶつかる、と。
確かにそうかもしれない。
お互いの理想が違うのだろう。
話を聞いていて、どっちも真面目だから、
辛いな、と思ってしまった。
もういいじゃん、息子は息子だよ、と思う。
他人事なのだろうか…私。
なんて思いながら、信用してないんだな、きっと。
友達は息子さんのことを<朝起きる事ができない>から、
そればかり見てるのかもしれない。
まあ、学生の間はなんとかそこを頑張ってもらって、
その後は、夜型の暮らしをすればいいかと。
そうなのだ、結局。
なんなら、今すぐに夜型の暮らしになってもいいかと。
本人が、そう決められるのであれば。
とはいえ、友達がそこは許せないのかもしれない。
なんてあれこれだった。
明日は、久しぶりに朝から岩盤に行こう。