普通でいいです。普通でいいです。

お休みで、

ボクシング。

いつもと同じようなメニューをこなす。

 

今日は、知り合いのお祝いで、

お昼に出かける。

昔仲が良かった友達が久しぶりに

来ることになっていた。

なんだか気が重い。

会った瞬間に、来なきゃ良かった、

と思うほど、

話すことがない。

とはいえ、話さないわけにはいかない。

彼女のお母さんの具合が悪く、

2拠点生活を送っていた、とのこと。

施設に入ったから、やっと帰ってきた、と。

そうなんだ。

長いこと話していなかったから、

お互いのあれこれの変化は感じる。

 

彼女の話のあれこれは、

総て輝いている感じだった。

子供たちのこと、

ご主人のこと、

そしてもちろん彼女自身のこと。

総てが幸せに、充実して、

愛を感じる世界だった。

…聞いていて羨ましくなる、

というか、

なんだか、ドン引いてしまうほどだった。

全然羨ましくなくて、

とにかく何も言えない気持ちになった。

あなたにお話しするようなことは、

何も、私の話はありません、のです。

離婚の話はしたけれど。

何かを話すと、かわいそがられそうだし、

面白い話は1ミリもない。

なんか、居心地が悪い感じ。

ちょっと、キミが悪い感じさえした。

まあ、それはお互い様だったのかもしれないけど。

 

それにしても、

どこかにちょっとおしゃれをして

出かける、という服がないな、とつくづく思った。

そこは、これからどうにかしようと思う。

 

何より、終わってホッとした。

それに尽きる。

 

帰りに、ボクシングで一緒だった

インド人カップルに会った。

連絡しようと思っていたので、

なんだか嬉しかった。

とはいえ、あまりに不意打ちで

英語が全然出てこなかった。

この切り替えのできなさにも驚いた。

いや、なんだか重い1日を過ごしていた証拠かもしれない。

重すぎた。

もう、いやだ。

めんどくさい。

面白さが全然違う。

 

人に弱みみたいなものを

徹底的に見せない、という生き方を

しているのかな?とさえ感じた。

ただ、それはなんだか私にとって、

不自然すぎる。

すごいね、としか言いようがない。

きっとずっとそうなんだろうな、

と思う。

また会いたいとは思えなかった。

疲れる。

そうだ、疲れるのだ。

愚痴ばっかりの人も疲れるけれど、

まるで愚痴のないひとも

疲れるのだ。

普通でいい、

いいことも悪いことも

適度にあって、

笑えるのがいいな、と思う。

 

比べて落ち込む、みたいな世界ではなく、

彼女の壁みたいなものに落ち込む。

まっ、いっか。

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