目の前の幻を実感したいのだけれど。S933

※S は、夫と別居してからの日

 

5月も最後の日。

当然ながら明日から6月。

 

課題を一つ終わらせて、

投函。

ホッとした。

ホッとしたついでに、

自転車を買った。

娘が買ってくれるようなことを言っていたけれど、

行動にうつしてくれないので、

自分で買うことにした。

結局、人は当てにならない。

当てにしてはいけないのだ。

安いところで買おうと思ったけれど、

前後の車輪の空気が怪しいので、

いつも買ってるところにした。

3万円。

こんなもん?

自転車を選ぶときに

<明日から値上げですよ>と言われる。

そうだ、そうだった。

はいはい、ではこの自転車をお願いします。

組み立て?まで30分くらいかかる、というので、

その間にお金を準備するため、

銀行へ行った。

預金していた、ある一定の金額が崩れ始めた。

…ちょっと不安になる。

目の前は幻想だっつうのになあ。笑笑。

 

ああ、そういえば、

朝、いきなり下の娘が

<田舎で生まれたかった>と言い出し、

<北海道の大学に行きたかった>と。

??????

なぜ今?

<すまん、そんなお金はなかった>

と言うと

<ママが、行ったら寂しい、って言ったから行かなかった>

と。

いゃ〜、私はそんなことを言わないなあ、

もし言ったとしたら、

多分一回で、

そう言ってみただけだと思う。

何より、財力がない。

世間一般の方々で、

地方から東京の大学へ行かせている親御さんたちの

財力には憧れてしまうほどだ。

そう行った世界の人たちと、一緒ではない、

と、とりあえず理解していただきたい、娘よ。

お前には、随分とつぎ込みましたよ。

3年間の、バイト代のほとんどを。

財力のない、自分が情けない、と言う気持ち、

と言うよりも、

簡単にそんなことを言えるお前に腹が立った。

ものすごく、な。

なんだお前。

一人暮らししたいなんて言うのは、

自分で働いて、自分のお金でやるもんなのにな。

ふと、自分の今までのことを思い出してみた。

何かをねだっていたのは、小学生の頃で、

その後は、ほとんど自分でやってたな。

なんか、そんなことを言えない、と思っていた。

お金をかけさせるのは申し訳ない、と。

だから、平気でねだってくることに、

驚く。そうやって育ててしまったのか。

ああ、馬鹿馬鹿しいな。

おや、目の前のことは幻でしたっけ?

幻にしてはリアル。

感情が入り込み過ぎてしまった。

腹が立ったついでに、あれこれ思い出す。

…私、まだ誕生日プレゼントをもらってないんですけどね。

2度もサイトを送ったのにな。

全く当てにならん。

下駄箱が直ったら、自分で買おう。

うぉぉぉぉ〜。

吠えたくなるわ。

 

目の前のことって、

本当に幻想なんですかね?

そこを、そう感じられたら、

もっと自分のことを考えられるのにな。

 

明日から6月。

梅雨…?

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