お正月のよう… TW278 S170

地方に住む娘が、大学4年生で、

就活が全然進まず、

バイトも無くなってしまったという。

学校ももちろん始まらない。

ということなので、

急遽、車で迎えにいくことにした。

いつもなら高速を使うのだけれど、

高速を使わずに、4時間近くかけて。

天気も良かったし、

私にとっては、気分転換だ。

人は、普段と変わらずに出ている…。

娘に到着時間を伝えてあったので、

家の前で待っていた。

そして、すぐに乗せて、

帰ることにする。

本当に、娘を迎えに行っただけ。

帰りも、高速を使わずに帰る。

家に戻った時、出発してから10時間後。

まるで海外旅行にでも出掛けたみたいだ…。

 

ゴールデンウィークは、帰省を自粛するように言われていたけれど、

娘のような状況を思うと、

国の要請に対して反しているようで申し訳ない。

まあ、娘は、かなりしばらくの間、

こっちにいる予定になる。

…言い訳してる私。

 

久しぶりに、子供3人が揃う。

別に何というわけではないけれど。

大きくなった子供たち。

鉄板焼きをやりながら、

わいわい楽しく食事をする。

その後は、ゲーム。

この雰囲気、申し訳ないけれど、夫がいたらなかったと思う。

お正月のよう。

この人たちが自分のお腹にいたかと思うと

面白い。

不思議。

よく育ったな。

 

運転しながら、

自分の子供の頃のことを思った。

…嫌だったことを思い出していた。

というか、何が嫌だったか。

両親の不仲だった。

父が怖かった。

しょっちゅう母のことを怒っていた。

そういう空気がとにかく苦手で、

どうにか、両親の仲を取り持つような

役回りになっていた。

なので、常に人の顔色を伺うようになっていた。

今の自分は、その影響をかなり受けていることに気づいた。

子供の自分、ちょっとかわいそうだったなあ、と。

そんなこと思ったことがなかった。

 

こんな風に時間がある時に、色々と思い出したり、

何かに気付ける、というのもいい時間だ。

 

これから、子供たちがいる時間の中で、

何ができるかわからないけれど、

いい時間にしたい。