地方に住む娘が、大学4年生で、
就活が全然進まず、
バイトも無くなってしまったという。
学校ももちろん始まらない。
ということなので、
急遽、車で迎えにいくことにした。
いつもなら高速を使うのだけれど、
高速を使わずに、4時間近くかけて。
天気も良かったし、
私にとっては、気分転換だ。
人は、普段と変わらずに出ている…。
娘に到着時間を伝えてあったので、
家の前で待っていた。
そして、すぐに乗せて、
帰ることにする。
本当に、娘を迎えに行っただけ。
帰りも、高速を使わずに帰る。
家に戻った時、出発してから10時間後。
まるで海外旅行にでも出掛けたみたいだ…。
ゴールデンウィークは、帰省を自粛するように言われていたけれど、
娘のような状況を思うと、
国の要請に対して反しているようで申し訳ない。
まあ、娘は、かなりしばらくの間、
こっちにいる予定になる。
…言い訳してる私。
久しぶりに、子供3人が揃う。
別に何というわけではないけれど。
大きくなった子供たち。
鉄板焼きをやりながら、
わいわい楽しく食事をする。
その後は、ゲーム。
この雰囲気、申し訳ないけれど、夫がいたらなかったと思う。
お正月のよう。
この人たちが自分のお腹にいたかと思うと
面白い。
不思議。
よく育ったな。
運転しながら、
自分の子供の頃のことを思った。
…嫌だったことを思い出していた。
というか、何が嫌だったか。
両親の不仲だった。
父が怖かった。
しょっちゅう母のことを怒っていた。
そういう空気がとにかく苦手で、
どうにか、両親の仲を取り持つような
役回りになっていた。
なので、常に人の顔色を伺うようになっていた。
今の自分は、その影響をかなり受けていることに気づいた。
子供の自分、ちょっとかわいそうだったなあ、と。
そんなこと思ったことがなかった。
こんな風に時間がある時に、色々と思い出したり、
何かに気付ける、というのもいい時間だ。
これから、子供たちがいる時間の中で、
何ができるかわからないけれど、
いい時間にしたい。